試し刷りと校正

組版ができてからしばらく放置してましたが、今日は試し刷りと校正をしました。
ひと言で試し刷りと行ってますが、組版と試し刷りの間にはこれまた地味な作業があるんですけどね。チェースに版を組み付けるとか、印圧調整とか、紙と版の位置合わせとか。ま、その辺はまたの機会に説明するとして。
今回は試し刷りしながらデザインを大幅に変えたので、その過程をご報告。

画像の1の印刷物は最初の試し刷りです。デザインがいまいち決まらなかった時です。
2は、1の文字列を紙面に振り分けた時のイメージ図。何枚か手書きしながらかっこよさげなレイアウトを試行錯誤。
3は、2で決まったレイアウトの通りに版を組み直した後の試し刷り。余白などの微調整と誤字等を赤ペンでチェック。
そして4ができあがりです。最初は絵を入れようと思っていたのですが、入れないことにしました。

試し刷りしながら文字の位置を変えたりするときは、だいたいピンセットを使います。こんなふうに。

年賀状を出す人を数えたら、25枚くらい印刷すれば足りるかなというかんじでしたので、今日中に年賀状(名刺サイズ)の印刷は終わりそうです。印刷の後は年賀はがきに、おしゃれなかんじ(!)に貼り付けます。