活字が……ないっ!

うちにある和文8ポ明朝体は、ひらがながそろっていません。しかし、今回の名刺にはひらがなは使わないので、安心して作業を進めていました。
ところが、5人目の名刺を試し刷りしているときに、致命的な問題が発生!
和文8ポ明朝に、横書きの音引き(ー)がない」
最初は音引きに縦用と横用があるなんて考えもせずに、縦用を横にして試し刷りをしていました。刷り上がった物を見て「ん? なんか違うな。あ、左右逆だ」と思い、音引きをひっくり返してもう一度試し刷り。「はあぁ? これも違うぅ?」

そこではっと思いついたのが、縦書きと横書きで違う音引きがあるのではないかということ。すぐさま馬棚のある物置に行って、音引きを探しました。音引きの入っているケースをよく見てみると、2種類の音引きが混ざって入っていました。さっそく試し刷りしてみたものの、ゴシック体の音引き(またはマイナス記号?)のようでした。


あーうー、どうしよう、5人目が刷れない……(しばし茫然)


一人で困っていてもらちがあかないと思いたち、音引きについての確認をしようと、いつもお世話になっている印刷工房へ電話しました。答えは「音引きは縦書きと横書きで形が違う」とのこと。やっぱりかーと思い、もう一度馬棚を確認しましたが、横書きの音引きは見あたりませんでした。
「しまったぁー、つか、ぬかったぁー。わたしとしたことが……」
早急に活字屋さんに電話して、8ポ明朝横書き音引きを送ってもらえるかどうかきいてみます(はにゃ〜)。