原稿を作る

年賀状の原稿を作りました。うちにある材料を使って刷るとなると、
 ・基本的に文字のみで、墨(黒)一色
 ・絵を入れるならデジタル出力 or プリントゴッコ
 ・欧文と和文が使える
 ・ひらがなが使えるのは8ポゴシック体のみ
 ・ここのブログURLも入れたい
 ・活版印刷の特徴を表現できるとよい
というような条件が科せられます。


ひらがなが揃っていないので、大きな文字(四号活字とか)は使わずに刷ることにして、今回は和文と欧文ともに8ポのみで組んでみようと考えました。そして、版面も小さく作って、いっそのこと名刺用紙に印刷し、ハガキに貼り付けてしまうという手を使うことに。名刺印刷の準備ならすでにできあがっているし、ハガキ大の印刷になると、インテルを新調したり、その他のこまごまとした準備が出てくるかも知れない。活版印刷といえば今や名刺印刷が代表的な仕事だし、バイト(年末は結構忙しい)の合間に刷り上げなければならないので、今回は名刺用紙で年賀状印刷することに決めました。

内容はいたって普通の新年の挨拶と年号、氏名、住所、メールアドレス、URL。横長の名刺用紙に縦書き8ポで組むと、だいたい14行の13文字になります。原稿用紙にこれらの情報を振り分けてみると……結構良い感じじゃないすか先輩? いや、まだ分からんぞ後輩!
次回はこの原稿を元に文選(馬棚から原稿に使われている文字を拾う)と組版(原稿の通りに文字を並べる)をします。