活版限定版「暮らしのヒント集」

PCが壊れたりバイトが稼ぎ時だったりして報告が遅くなりましたが、暮らしの手帖に購入希望を出していたあの本が、届いていたのです。


箱付き上製本。なんつーか、かわいい本です。

巻末には製本情報が。とっても参考になります。

シリアルナンバー083。下の罫線は太いから、ウラ罫だな。

わたしもこんな本を作ってみたい。

出先でみかけたフォント

マクドナルドで前に座った人のTシャツが、ゆかいな書体でプリントされていたので、思わず盗撮してしまいました。盗撮なので画質が悪いですが。

欧文書体で、大文字と小文字が合体して(というか、重なって)いるデザイン。フォントなのかオリジナルロゴなのか分からないけれど、そのアイデアは素晴らしいということで、盗撮を許してください。

みんなで製本

裏打ちした布を持ち寄って、製本家の仲間の指導の元、本を仕上げましたよ!

クロスにボール紙を貼り付けて。

本文と合体!

先生の刷毛さばき!
欧文の本だけど、内容は日本文化のものなので、クロスも和物を使ってみた。

これは、岡田屋が呉服店だったころのなごり、仕立てた反物の切れ端。仕立ての寸法がメモってあるよ!

こっちは、日暮里の布屋さんで見つけた、印伝風の布。高級感があるね!

表紙用布の裏打ち

製本用に売っている表紙用のクロスは、布の裏に紙が貼り合わさっています。それは、のりを塗ったときに、布が水分を吸って作業がしにくくなるのを防ぐためです*1。したがって、普通の布を使って製本をしたい場合、裏に薄い紙(ロール紙というらしい。洋裁の型紙に使うやつもこれだと思う)を貼って、製本用クロスを作ることができます。これを、裏打ち(日本画とかも裏打ちしますね)といいます。
今回は、某工房での共同制作用に布の裏打ちを自宅で行ったので、その行程をご紹介。

*1:一般に裏打ちをする理由は、布にコシが出てピンとするからとか、布そのものが作品である場合は作品にダメージを与えずに表装なり展示なりを行うため、という理由もあるけれど、ここでは製本作業上の一番の理由をあげておく。

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